演奏と緊張

演奏と緊張

本日は福岡の西南大学コミュニティーセンターにてレッスンさせていただいているフォレストヒルミュージックアカデミーの生徒によるサロンコンサートが行われた。

梅雨真っ只中、凄まじい『湿度』である。

終演後、外に出た瞬間にギターケースに結露がつくという事からも九州の湿度はかなりのものだという事がわかる。

外気からギターを守る為にも密封性の高いケース(BAM)を使用していても心配になるくらいの湿気。
(ギタリストの関谷静司先生に中国浙江省に連れて行っていただいた時もこんな感じだったな〜と記憶がよみがえりました)

本日は生徒さんがメインのサロンコンサートであるが
出番待ちの方々から『緊張しててどうしたら良いですか汗』のようなセリフを口々に聞く事が出来た。

回答に困る瞬間ではある。

私の場合は幸いにも、沢山の演奏の機会に恵まれ人前で弾くことが出来ている。

よって緊張度でいうと生徒さん方より遥かに少ない緊張度だと思う。
これは一種の『慣れ』によるものと、演奏前のジンクス(まじない)を行い適度に緊張を誤魔化す事が出来ているからだ。

それからもう一つ重要なのは客観視出来ているか。という事。

客観視といっても演奏最中に(今の俺は〜美音!そして次はビブラートで更に俺かっこいー!)なんて現在進行形で客観視する余裕はないので、常日頃から或いは数日、数ヶ月かけて次のコンサートを想像し客観視しておく事で良くも悪くも『こなす』事が出来る。

人から見た私はギタリスト、したがって緊張もしないしそこそこのパフォーマンスをする姿を演じている事を把握しておけば…そこそこの演奏が出来るものと考えている。

観客はプロのギタリスト或いはギターの先生が(緊張して手が震えて失敗する姿)などは想定していないのである。
したがって敢えて私は(緊張して手が震えて失敗するギタリスト)を演じないだけなのだ。

逆に『何故緊張するのですか?』と言うと偏屈のように思えるが、もしかしたら1人1人にこの事を伝えディスカッションする事が出来れば、緊張を誤魔化すヒントになるのではないだろうか。

結論から言うならば場数をこなす為、試行回数を増やし実験の場にする為にも



















【出演可能な発表会やコンサートがありましたら色々があるので是非まっさきにお申し込みください🙇】

2023.7.9



生徒の皆さまの上達をひしひしと感じ、嬉しく、充実した1日となりました。慕って下さる皆様に感謝いたします。