第11回 ギター大好き展

-前日-
今年は本当に様々な災害がありました。それにより音楽家は演奏する場所を失い、聴衆は聴く場所を失いました。
わたくし自身それまで「人前で演奏をする機会」はそれなりにありましたが、明日に迎えるコンサートに至っては、前回の演奏からしばらくの時間が経ってしまいました。
明日から長崎市にて開催される今回で第11回を迎える『ギター大好き展』にて久しぶりに演奏させていただきます。

ギター大好き展は日本を代表するギタリストの山口修先生が毎年3月に主催し、開催されるギター三昧のイベントです。
音楽を共有し、楽しむ喜びを再び味わえる事を心より嬉しく思います。(希望の光がようやく見えてきました!)
演奏前日の緊張を味わいつつ、落ち着かせながらベストなコンディションを思い出したいと思います。

熊本でギター教室に通いはじめ、明日のようなステージに立つまでに23年の月日が経ちました。感謝。

ギター大好き展のぼり
ギター大好き展のぼり
-演奏日当日-
昨日はホテルにチェックイン後、夜中の練習の為に少し仮眠をとろうとホテルのベッドに寝ころんだのですが、起きたのは朝。そこから練習を開始。といってもホテルですからギターを弾いてはいけません。小さな音で曲の進行をインプットする程度です。
つけ爪(アリアネイル)を貼り直し、本番までリラックスです。
あとは爪が減らないように練習し過ぎないように気をつけつつ。
会場である平和町公民館に向かい、到着した所で、間もなく今回のギター大好き展ゲストの荘村清志さんが到着。なんとかっこいい人でしょう。
リハーサル会場は山口修先生のギター教室「音楽小屋」
リハーサル会場は山口修先生のギター教室「音楽小屋」

今回幸運なことに初日の三良裕亮コンサートに三重奏で共演してくださることが数日前に決定したのでした。

リハーサルへ向かいます。

二人のマエストロ(巨匠)を前にし、さすがに少し緊張します。時代を乗り越えて、修羅場を乗り越えられてきた巨匠の音は圧がすごい…。そしてお二人ともとっても気さくでした。

荘村先生「みよし先生って38歳なの!?僕の半分じゃん!若いなぁ!」

笑いっぱなしの楽しいリハはあっという間に終わり、本番に挑みます。

三良裕亮コンサートの様子
三良裕亮コンサートの様子

「今年はとくに映画をご覧になる機会が多かったのではないでしょうか?」ということで映画音楽を中心としたプログラムをお届けいたしました。

ギターの演奏は改めて久しぶりだったのですが、演奏が進むにつれずいぶんと鈍っていたであろう「感」が次々に戻ってくる感覚を覚えました。スクリーンミュージックの力というのは絶大で、その時(映画を見た時期)のことを思い出したり、映画のクライマックスシーンを思い出し再び感動することが出来るのです。例えばちょうど50年前に流行したイタリアの映画「ひまわり」の旋律を奏でればおそらく当時の情景やひまわり畑が脳裏によぎるはずです。

山口修先生と私
山口修先生と私

ソロの演奏が終わり今度は山口修先生と共演させていただきます。

山口先生は現在長崎市の平和町にて音楽小屋という教室を運営しながら演奏活動を各地で行っていらっしゃいます。

私が子供のころにはすでにステージの上にいらっしゃいましたから…。

その音たるや凄まじい音圧で、聴く人の[耳]をくぎ付けにします。

そんな力強くも優しい旋律とともに、ギターデュオを聴いてくださる方々にお届けするのですが、今回はその瞬間を私自身も楽しんで演奏できたことは本当に嬉しいできごとでした。

左から私、荘村清志、山口修
左から私、荘村清志、山口修

つぎはいよいよトリオです。

今回のギター大好き展のゲスト「荘村清志」先生と「山口修」先生が座っていてもうなにがなんだか…。凄い光景と圧でした。

リハーサルの時は冷静でしたが、いざこの瞬間になるとついつい舞い上がりそうになりました。

共演いただいた曲は2曲でタンゴの曲を演奏、会場は大いに盛り上がりを見せ、たくさんの拍手をもって無事に演奏会を終えることが出来ました。

2人のレジェンドの音楽を間近に浴び、浸ることができたこと、ながい時間を経てステージに立てた喜びをかみしめつつこれから最終日に挑みます。ありがとうございました。

なおギター大好き展中には福岡市のフォレストヒルが楽器や楽譜を出店/協力しております。世界の名器やたくさんのグッズや楽譜が並んでます。

是非皆様のご来場をお待ちしています!


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